セカイ

このセカイいるのは私だけ

まるい惑星の上に

私の家がある

家にはベッドと机があればいい

ベッドに入れば暖かくなれる

いつでも好きなときに来ればいい

机は陽が当たらない場所に置いて

蛍光灯の光が心地良い

嘘の真っ白の光が

まだ書いてないページを照らす

過去の臭いがする本の隙間から出た闇が

少しずつ今になっていく




一人に飽きたら

隣の惑星と電話をしたらいい

そしたら他の惑星が恐くなって

居心地の良さを思い出せる